エナガ

エナガ(柄長)は、日本を含むアジアやヨーロッパに生息する小型の鳥で、スズメ目エナガ科に属します。日本では一年中見られる留鳥(れいちょう)で、森林や公園などで群れを作って活動する姿がよく観察されます。
【エナガの特徴】
体長:約13~14cm(そのうち約7~9cmは尾羽)
体重:約7~10g(とても軽い!)
色合い:
体は白っぽく、頭部も白い(北海道のエナガは特に真っ白で「シマエナガ」と呼ばれる)
背中や翼に黒や茶色の模様が入る
長い尾羽が特徴的で、飛ぶときにひらひらと目立つ
鳴き声:「ジュリジュリ」「ツリツリ」といった可愛らしい声で鳴く

【生態と行動】
群れで行動:10羽以上の小さな群れを作って木々を移動することが多い
食性:昆虫やクモを主食とし、木の枝や葉の裏をつつきながら探す
繁殖:3~5月ごろ、コケやクモの糸を使ったふわふわの巣を作り、6~12個の卵を産む
分布:日本全国に分布し、特に里山や雑木林でよく見られる

【エナガの魅力】
エナガは「森の妖精」とも呼ばれるほど愛らしい姿をしており、特に北海道に生息する「シマエナガ」は真っ白な姿が人気です。群れでにぎやかに移動しながら、木の枝をぴょんぴょんと跳ねる様子がとても可愛らしいですね。